福岡県田川郡糸田町のリハビリテーション科

リハビリテーション科について

リハビリテーション科は、何らかの理由で低下してしまった身体機能や運動能力の回復を図り、日常生活やスポーツ競技への復帰などを目指す診療科です。主に脳卒中などの病気や骨折などの怪我、各種手術の後、さらに神経疾患や心肺機能の低下などの際に、身体機能の改善を目的として各種の治療を行います。リハビリテーション科で行われる治療の種類としては、理学療法、作業療法、言語療法、装具療法などがあります。

理学療法には物理療法と運動療法があります。物理療法は温熱や電気、牽引、マッサージといった物理的エネルギーを利用した治療です。一方の運動療法は体を動かすことにより、衰えてしまった身体機能の回復・維持を図る治療です。また作業療法では、日常生活の動作や仕事に必要な能力を高めるための訓練を行い、言語療法では言語障害や嚥下（えんげ）障害に対して言葉の発声や飲み込みの訓練を行います。装具療法ではコルセットやカラーなどの補助装具や義肢を利用し、機能回復の支援をします。

一般的にリハビリテーション科には医師のほかに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、複数の専門職が所属しており、一人一人に対しリハビリ計画、メニューを作成し、チームとしてリハビリテーションを行っていきます。

福岡県田川郡糸田町について

福岡県の東部、遠賀川流域田川盆地の北西に位置しています。かつては筑豊炭田の一部として炭鉱産業で栄えた歴史を持ち、現在もその名残を感じさせる風景や文化が残っています。町の中心には彦山川が流れており、自然に囲まれた静かな環境が広がっています。以前は炭鉱業が主要産業でしたが、炭鉱閉山後は農業や製造業が中心となり、米や野菜の栽培が行われています。特産品としては、新鮮な農産物や加工品が地元で親しまれています。また、地域の伝統を活かした工芸品や特産品も少量ながら生産されています。町内には歴史的な神社仏閣や文化施設が点在し、地域の歴史や文化を感じることができます。静かで落ち着いた生活環境と温かい地域コミュニティが魅力の糸田町は、自然や地域文化を大切にした暮らしを求める人々にとって魅力的な場所です。