福岡県糟屋郡粕屋町長者原駅周辺の不妊治療対応
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婦人科 永田おさむクリニック
診療科目
産婦人科
専門医資格・専門外来
産婦人科専門医がん検診 更年期 思春期 不妊
住所
福岡県糟屋郡粕屋町長者原東3-8-2
最寄り駅
JR香椎線 長者原駅
診療時間
- 午前
- 月~土 9:00~12:30(受付時間)
- 午後
- 月水金 15:00~18:30(受付時間)
- 休診日
- 日・祝
特色・検査設備・日帰り手術等
無料駐車場 マイナンバーカード保険証
2024/12/28更新 詳しく見る
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不妊治療について
男女のパートナーが避妊をせずに性生活を継続的に行い、1年以上妊娠がみられないという場合は、不妊症と定義されます。この不妊症に対し行われる医学的な治療が不妊治療です。不妊症には男性または女性のどちらか、あるいは両方に原因が求められる場合があり、治療法にも様々なものがあります。
不妊症の治療にあたっては、精液検査や血液検査、超音波検査などの様々な検査を行い、不妊の原因を調べます。基本的にはその結果に沿って治療を行っていきます。しかし、検査をしても原因が分からないことも少なくありません。ただ原因がはっきりしなくても、妊娠を目指して治療を行うこともあります。不妊治療には大きく分けると「一般不妊治療」と「生殖補助医療(高度不妊治療)」があります。
一般不妊治療は、「タイミング法」と「人工授精」を指します。タイミング法とは女性の排卵周期を把握し、最も妊娠しやすいタイミングで性交を行う治療法です。基礎体温測定や超音波検査、排卵検査薬を使用して性交のタイミングを決めます。排卵が正常に行われていない場合、排卵誘発薬を使用して排卵を促すこともあります。使用される薬剤としてはクロミフェンやゴナドトロピンといったホルモン剤があります。
人工授精は、マスターベーションなどにより精子を採取し、カテーテルを用いて調整した精液を子宮内に注入する方法です。排卵誘発薬を併用する場合もあります。排卵に合わせて行うことで、受精の可能性を高めます。精子の運動性や量に問題がある場合に行われます。
生殖補助医療(高度不妊治療)は体外受精などの不妊治療を指します。体外受精は、卵巣を穿刺し採取した卵子を、シャーレ上で精子と受精させるものです。受精卵は3日から5日培養を行った後、カテーテルで子宮内に移植されます。排卵誘発剤を用いて複数の卵子を採取し、移植されなかったものは凍結保存します。
また体外受精の一種である顕微受精は、顕微鏡を見ながら、卵巣を穿刺し採取した卵子に注射針で精子を注入し受精させるものです。精子数が少なかったり精子の運動能力が低かったりする場合に実施されることが多く、男性不妊治療と組み合わせることも多くなっています。このほか、凍らせて保存した胚をとかし子宮内に戻す凍結融解胚移植などがあります。
不妊治療はこれまで自由診療で実施され、診療内容については様々なものがありましたが、令和4年(2022年)4月から有効性・安全性が示された治療、具体的には、タイミング法などの一般不妊治療や、採卵・採精から胚移植に至るまでの基本的な生殖補助医療が保険適用されています。
福岡県糟屋郡粕屋町について
福岡県糟屋郡粕屋町は、福岡市の東側に位置する町で、福岡都市圏の一部を形成しています。粕屋町は交通の利便性が高く、市内をJR篠栗線(福北ゆたか線)、JR香椎線が走り、計6つの駅があって、福岡市中心部まで短時間でアクセスできる点が大きな特徴です。さらに、国道201号線や九州自動車道への接続も良好で、周辺地域への移動にも便利な立地となっています。このようなアクセスの良さから福岡市のベッドタウンとして発展しており、全国的に見ても、若い世代を中心に、人口増加の著しい自治体です。
歴史的には、粕屋町は古代からの歴史を持ち、代表的な歴史遺産としては、「阿恵官衙遺跡」があげられます。この遺跡は、古代律令国家の地方行政施設である官衙跡として知られ、飛鳥・奈良時代における地方統治のあり方を知るうえで重要な史跡です。遺跡からは建物跡や役人が字を書くために用いる円面硯、獣脚硯といった硯も出土しており、当時の生活や行政の様子がうかがえるもので、国の史跡としても指定されています。
また「駕与丁(かよいちょう)公園」は、広大な駕与丁池を中心とした緑豊かな自然公園で、地元住民だけでなく観光客にも人気のスポットです。園内にはジョギングコースや遊具広場、バーベキュー施設などが整備されており、四季折々の自然を楽しみながらリフレッシュできる場所として親しまれています。とくに春には700本の桜が美しく咲き誇り、多くの人々が花見を楽しみに訪れます。また公園内のバラ園には180種類2400株のバラがあり、5月にはバラまつりが開催されます。