兵庫県小野市小野駅周辺のリウマチ科

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北野整形外科・外科

診療科目

内科 外科 整形外科 皮膚科 リウマチ科 リハビリテーション科

専門医資格・専門外来

整形外科専門医スポーツ外来 リウマチ外来 骨粗しょう症外来 小児整形外科外来

住所

兵庫県小野市黒川町14-3

最寄り駅

神戸電鉄粟生線 小野駅

診療時間

午前
月~土 8:30~12:00
その他
月~金 16:00~19:00
休診日
日・祝

特色・検査設備・日帰り手術等

無料駐車場 健康診断 マイナンバーカード保険証

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リウマチ科について

リウマチ科は、関節、筋肉、骨などに関連する自己免疫疾患や炎症性疾患、膠原病を専門に扱う診療科です。その中でもとくに多い関節リウマチ(RA)を中心とした慢性疾患を扱い、関節の痛み、腫れ、こわばりなどの症状に対する診断と治療を行います。関節リウマチは、医療機関によっては内科や整形外科でも診療を行っていますが、リウマチ科として専門に診療を行っている医療機関もあります。

リウマチ性疾患の症状は多様で、全身に影響を及ぼすことがあり、内臓や皮膚、血管など他の臓器にも障害が見られることが少なくありません。そのため、リウマチ科では総合的な診療が求められます。リウマチ科が診療する主な疾患には、関節リウマチのほか、全身性エリテマトーデス(SLE)、強直性脊椎炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病、血管炎などがあります。

こうした疾患は、自己免疫系が過剰に反応し、自分自身の組織を攻撃することで発症するものです。これにより、慢性的な炎症が起こり、関節や臓器が損傷を受けます。症状としては、関節の腫れや痛み、全身のだるさ、発熱、皮膚の異常など、様々なものがあります。放置すると関節の変形や臓器の機能障害につながるため、早期の診断と治療が大切です。

治療法としては、薬物療法が中心です。炎症を抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、免疫系を抑制する免疫抑制剤、ステロイドなどが使用されます。とくに、関節リウマチに対しては、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)と呼ばれる薬剤が治療の要となります。これには関節リウマチの第一選択薬となるメトトレキサートなどが含まれ、病気の進行を遅らせる効果があります。

また、近年では、生物学的製剤やJAK阻害薬と呼ばれる新しい薬剤も登場しており、これらは免疫システムの特定の部分を標的とすることで、従来の治療法に比べて高い効果が期待されています。さらに現在では、個々の症例に適したオーダーメイド治療が注目されています。遺伝子解析やバイオマーカーの進展により、一人一人の疾患の進行具合や治療反応性をより正確に予測できるようになり、個別化された治療が可能になりつつあります。

このほか、リウマチ性疾患は慢性で難治性のものが多いことから、リウマチ科ではQOL(生活の質)を改善するため、専門的な治療に加え、運動療法や装具療法などのリハビリテーション、心理的サポートなどを行っている場合もあります。

兵庫県小野市について

兵庫県小野市は、県の南部に位置し、交通の利便性と豊かな自然、歴史的な魅力が融合した街です。市内は、播州平野の中央に広がり、西には加古川が流れ、豊かな水資源に恵まれています。小野市は、古くから農業が盛んな地域であり、特に稲作が盛んで、主に酒米である山田錦が作られているほか、ブランド小麦なども開発されています。

また、小野市は神戸市と姫路市からのアクセスが良くのちょうど中間に位置し、山陽自動車道や鉄道路線が整備されていることから、住宅も整備され、観光や通勤の拠点としても利便性が高くなっています。

古くから「播州そろばん」の産地として知られ、全国シェアの約70%を占める日本最大の生産地です。播州そろばんは、江戸時代から続く伝統工芸で、熟練の職人による精巧な技術が特徴です。市内にはそろばんの歴史や技術を学べる施設もあり、伝統産業を身近に感じることができます。また、小野市は刃物づくりでも知られ、包丁や鎌などの製品は高品質で国内外から高い評価を受けています。

歴史的には、小野市には多くの史跡が点在しています。その一つが「金鑵城(かなつるぎじょう)」で、戦国時代にはこの地を治めた豪族が拠点としていました。現在は城跡が残り、歴史を感じることができる散策スポットとなっています。また、「小野陣屋跡」は江戸時代に小野藩の中心地として機能していた場所で、藩政の歴史を伝える重要な遺構です。これらの史跡は地域の歴史を学ぶ上で貴重な存在です。