大阪府大阪駅周辺の不妊治療対応の産婦人科

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HORACグランフロント大阪クリニック

診療科目

泌尿器科 産婦人科

専門医資格・専門外来

産婦人科専門医 臨床遺伝専門医 漢方専門医 生殖医療専門医禁煙外来 不妊専門外来 不妊専門外来(体外受精を含む)

住所

大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB15F

最寄り駅

JR東海道線 大阪

住所・最寄り駅

大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB15F JR東海道線 大阪

診療時間

午前 月水金土 9:00~17:00 火木 9:00~19:00 日 9:00~12:00 (完全予約制) 午後 その他 休診日 第1.3.5日・祝

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産婦人科について

産婦人科は、女性の健康を総合的にケアする診療科で、とくに妊娠や出産に関わる「産科」と、女性特有の疾患やホルモンバランスに関する問題を扱う「婦人科」の2つの領域を併せ持ちます。基本的に産婦人科医は両方の領域に精通しており、女性のライフサイクル全般にわたる健康管理を行います。産科と婦人科のどちらを受診すべきか迷う場合や、両方に関連する症状の場合は、産婦人科が適しているでしょう。

婦人科領域では、月経不順や更年期障害、性感染症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮がんなどの女性特有の疾患を診断・治療を行います。一方、産科領域では妊娠、出産、産後ケアに特化した医療を実施し、妊娠中の母体と胎児の健康管理、分娩、そして産後のサポートを中心に行います。

妊娠・出産に関しては、産婦人科では、妊娠が確認されると、定期的な妊婦健診を行い、胎児の発育や母体の健康状態を継続的にチェックします。超音波検査や血液検査、尿検査によって、胎児の成長具合や心拍数、母体の栄養状態や血圧、糖尿病などのリスクを確認し、問題があれば早期に対応します。妊娠中には妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、流産、早産といったリスクもあるため、これらのトラブルを予防・管理することが産婦人科の重要な役割です。また、妊娠を希望する女性に対して不妊治療を提供する産婦人科もあります。

出産にあたっては、分娩の進行状況を管理し、自然分娩や帝王切開といった適切な方法で母子の安全を確保します。ただし、クリニックなどでは産婦人科であっても、妊婦健診のみを行い、分娩は行っていない医療機関もあるため、確認しておくことが大切です。また選択可能な分娩方法も、医療機関によって異なる場合がありますので、こちらも確認しておくとよいでしょう。さらにハイリスクな妊娠・出産などでは、緊急時にも対応可能な体制が整っている、総合病院や大学病院の産婦人科、周産期母子医療センターなどを選択する方がよい場合もあります。産後は、母体の回復を促進するケアや母乳育児のサポート、新生児の健康管理も行います。

不妊治療について

男女のパートナーが避妊をせずに性生活を継続的に行い、1年以上妊娠がみられないという場合は、不妊症と定義されます。この不妊症に対し行われる医学的な治療が不妊治療です。不妊症には男性または女性のどちらか、あるいは両方に原因が求められる場合があり、治療法にも様々なものがあります。

不妊症の治療にあたっては、精液検査や血液検査、超音波検査などの様々な検査を行い、不妊の原因を調べます。基本的にはその結果に沿って治療を行っていきます。しかし、検査をしても原因が分からないことも少なくありません。ただ原因がはっきりしなくても、妊娠を目指して治療を行うこともあります。不妊治療には大きく分けると「一般不妊治療」と「生殖補助医療(高度不妊治療)」があります。

一般不妊治療は、「タイミング法」と「人工授精」を指します。タイミング法とは女性の排卵周期を把握し、最も妊娠しやすいタイミングで性交を行う治療法です。基礎体温測定や超音波検査、排卵検査薬を使用して性交のタイミングを決めます。排卵が正常に行われていない場合、排卵誘発薬を使用して排卵を促すこともあります。使用される薬剤としてはクロミフェンやゴナドトロピンといったホルモン剤があります。

人工授精は、マスターベーションなどにより精子を採取し、カテーテルを用いて調整した精液を子宮内に注入する方法です。排卵誘発薬を併用する場合もあります。排卵に合わせて行うことで、受精の可能性を高めます。精子の運動性や量に問題がある場合に行われます。

生殖補助医療(高度不妊治療)は体外受精などの不妊治療を指します。体外受精は、卵巣を穿刺し採取した卵子を、シャーレ上で精子と受精させるものです。受精卵は3日から5日培養を行った後、カテーテルで子宮内に移植されます。排卵誘発剤を用いて複数の卵子を採取し、移植されなかったものは凍結保存します。

また体外受精の一種である顕微受精は、顕微鏡を見ながら、卵巣を穿刺し採取した卵子に注射針で精子を注入し受精させるものです。精子数が少なかったり精子の運動能力が低かったりする場合に実施されることが多く、男性不妊治療と組み合わせることも多くなっています。このほか、凍らせて保存した胚をとかし子宮内に戻す凍結融解胚移植などがあります。

不妊治療はこれまで自由診療で実施され、診療内容については様々なものがありましたが、令和4年(2022年)4月から有効性・安全性が示された治療、具体的には、タイミング法などの一般不妊治療や、採卵・採精から胚移植に至るまでの基本的な生殖補助医療が保険適用されています。