愛知県江南市のリウマチ科

リウマチ科について

リウマチ性疾患とは、骨、関節、筋、靱帯などの運動器で、腫れや痛み（疼痛）などの症状がみられる病気を総称した呼び名になります。具体的には、関節リウマチをはじめ、全身性エリテマトーデス (SLE)、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、線維筋痛症、痛風、全身性強皮症、脊椎関節炎などが対象疾患として挙げられます。

なお当診療科を受診する患者様の多くは、関節リウマチの症状を訴えています。これは自己免疫疾患のひとつでもありますが、中高年世代の女性に発症しやすいのも特徴です。よくみられる症状は、関節の腫れや痛み、朝起床した際の手のこわばりなどです（手・足の指で起きやすく、肘・膝、足首等でみられることもある）。その後、関節の炎症や腫れが進むと破壊や変形に至ることもあります。関節症状以外では、リウマイド結節、発熱、全身の倦怠感、眼症状（目の炎症）、貧血などの症状がみられるようになります。

何らかのリウマチ性疾患が疑われる場合は、血液検査（RF、抗CCP抗体、CRP等の数値を調べる）、画像検査（X線撮影、超音波検査、MRI 等）、関節液検査、尿検査等を行うなどして診断をつけていきます。治療が必要となれば、薬物療法やリハビリテーション（理学療法 等）、生活習慣の改善などの保存療法が行われます。なお関節破壊などが進んでいる場合は、手術療法が選択されます。

愛知県江南市について

愛知県江南市は、愛知県北部に位置し、自然と歴史、現代的な利便性が調和した魅力的な地域です。この市は、かつて江戸中期から養蚕業が盛んで、繊維産業の中心地として発展しました。現在もその歴史を受け継ぎ、カーテンに使用する生地繊維製品の生産量は日本一であるなど、地場産業として繊維関連の企業が活躍しています。特に蚕糸業に関連する歴史的資料や文化が地域のアイデンティティの一部として残っています。

市の北西部には雄大な木曽川が流れ、自然豊かな環境を提供しています。木曽川沿いには広大な河川敷が広がり、サイクリングや散歩、ピクニックなどを楽しむ市民の憩いの場となっています。この川は四季折々の美しい風景を生み出し、春には桜並木、夏には涼しい風、秋には紅葉が訪れる人々を魅了します。

また、江南市のランドマークとも言える「すいとぴあ江南」は、木曽川の水辺を整備したもので、展望タワーや多目的ホールを備えた複合施設です。タワーからは市内や木曽川の景色を一望でき、観光客にも人気のスポットとなっています。周辺には自然公園もあり、家族連れやアウトドア愛好者に親しまれています。

さらに、地域では伝統行事や祭りも活発で、地元の文化や歴史が色濃く息づいています。名鉄犬山線が通じる江南市は名古屋や岐阜からのアクセスも良好で、自然と歴史、都市機能が融合した住みやすい地域として多くの人に選ばれています。