東京都小笠原村の歯科口腔外科
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南歯科医院
診療科目
歯科 小児歯科 歯科口腔外科
専門医資格・専門外来
住所
東京都小笠原村父島字東町20-8 岡本ビル1F
最寄り駅
住所・最寄り駅
東京都小笠原村父島字東町20-8 岡本ビル1F
診療時間
午前 午後 その他 休診日
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歯科口腔外科について
歯科口腔外科は、歯や歯茎だけではなく、口腔内の広範囲、さらに顎や顔面にかかわる疾患を幅広く扱う診療科です。一般の歯科は、主に虫歯や歯周病の治療、口腔ケアなどの予防処置を行います。それに対して、歯科口腔外科は、より専門的な外科的処置を必要とする症例や、口腔や顎に関する疾患に対応します。
歯科口腔外科で診療を行うものとして、まず代表的なのは、親知らずの抜歯です。とくに埋伏歯(歯茎や骨に埋まった状態の歯)は、通常の歯科治療では対応が難しい場合があり、外科的手術が必要になります。また、顎骨の発育異常や変形による咬合不全(噛み合わせの問題)も歯科口腔外科の対象となります。この場合、矯正治療と外科的処置を組み合わせて、噛み合わせの治療を行い、機能面および審美面の改善を図ります。
このほか、顎の関節や周辺の筋肉に異常が生じ、痛みや開口障害、咀嚼困難などの症状が現れる「顎関節症(TMJ)」の治療、顎が外れた場合の整復、交通事故やスポーツ事故などで引き起こされた顎の骨折や顔面の外傷なども歯科口腔外科の診療対象となります。また口唇や頬の内側の粘膜に異常がある場合、味覚障害、舌の痛み、舌の運動障害などがある場合などの診療も行います。
さらに口腔がんなどの腫瘍も歯科口腔外科が扱います。顎口腔領域には、良性・悪性の腫瘍が発生します。良性腫瘍にはエナメル上皮腫、悪性腫瘍には舌がん、歯肉がんなどがあります。歯科口腔外科では、これらの腫瘍の切除など、外科的治療を行っていきます。
東京都小笠原村について
東京都小笠原村は、日本本土から約1,000km南に位置する小笠原諸島を含む地域です。この村は、父島や母島を中心に約30の島々で構成されており、日本の最東端・最南端である南鳥島及び沖ノ鳥島も含んでいます。人口は約2500人で、父島と母島以外は基本的に無人島です。
最大の特徴は、その独特な自然環境で、小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」とも称されるほど数多くの固有種が存在し、その生態系の多様性と独自性で知られています。このため、2011年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。島々には熱帯性の植物や動物が豊富に生息し、中には日本ではここでしか見られない種も多くあります。
また、小笠原村は歴史的にも興味深い場所です。江戸時代に日本に編入されましたが、開拓が進んだのは明治時代以降です。太平洋戦争中は戦略的な要地として利用され、戦後は一時アメリカに占領されていましたが、1968年に返還されました。
現在の小笠原村は、自然観光が主要な産業となっています。ホエールウォッチングやダイビングが人気で、透明度の高い海や美しいサンゴ礁が訪れる人々を魅了します。アクセスは本土からフェリーで約24時間かかるため、気軽に行ける場所ではありませんが、その隔絶された環境が豊かな自然と静けさを保っています。